アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
南三陸・海のビジターセンターから志津川湾を眺める
2019年12月06日石巻自然保護官事務所 晴山です。
バーダーさん達には、良い季節になって来ましたね。(私はバーダーではないです。。。)
南三陸町戸倉にある「南三陸・海のビジターセンター」の2階テラスからは、昨年2018年10月にラムサール条約湿地に登録された志津川湾が展望出来ます。
アクティブレンジャーになる前に、通りすがりに立ち寄ったときはラムサール条約湿地に登録されているとは知らずに「コクガンが沢山いるなぁ」程度で眺めていました。
日差しが暖かく風もほとんど無かったので、別の用事で持ち出していたフィールドスコープを志津川湾に向けて練習とばかりにパシャパシャ撮ってみました。
普段私用で使っているのは、300mm位の望遠レンズなので難なく撮れますが、初めて使う700mm位のフィールドスコープだと、鳥が動き回るのでファインダーに捉えられないしピントを合わせるのも大変でした。
シャープさに欠ける写真なのですが、それがなんとなく味になってませんかw。餌(アマモかな?)をついばむ姿も撮れたので自分的には満足です。
ラムサール条約湿地に登録されている志津川湾(https://www.env.go.jp/nature/important_wetland/wetland/w102.html)は、暖流寒流が混ざり合って、暖流のアラメと寒流のマコンブ、そしてアマモなど豊かな藻場となっていて水鳥も沢山集まってきます。環境省レッドリスト2019で絶滅危惧Ⅱ種(VU)に登録されているコクガンも例年200-300羽、志津川湾で越冬します。
海藻や水鳥をイメージしたラムサール条約湿地志津川湾のロゴがこちらのHPで見れます。
https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/8,20485,111,355,html
ロゴに書かれているコクガンはうまく撮れなかったので、またの機会にチャレンジしてみようと思います。
みなさんも、「南三陸・海のビジターセンター」の2階テラスで寒さをしのぎながら、志津川湾で羽を休めている水鳥たちを眺めてみませんか。