アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
秋を探して
2019年09月25日
鹿角
鹿角管理官事務所の齊藤です。
とても暑い夏が終わり、段々と朝晩が冷え込むようになってきました。
そろそろ山の上も秋が来るだろう、ということで今回は八幡平付近の「秋」の様子を見に行ってきました。
見返峠の駐車場に着いた時点でとても風が強く、上空は厚い雲に覆われていましたが、時折暖かい日が射したり小雨が降ったりという天候でした。
秋の空は変わりやすいとも言うように、到着早々に秋を感じます。
八幡沼付近の湿原では一面が草紅葉に覆われていました。天気のいい日には清々しい風を受けて風になびく様子を見ることが出来るでしょう。
湿原のなかには隠れるように生えているエゾオヤマリンドウを見ることも出来ます。
濃紺から時間が経って薄くなった色をしていますが、これはこれで不思議な色合いをしていて、目を楽しませてくれるのではないでしょうか。
【左:八幡沼周辺の草紅葉 右:エゾオヤマリンドウ】
次に後生掛自然研究路、大沼付近へと脚を伸ばしてみましたが、この辺りの紅葉はまだ当分先の様子です。
真っ先に色をつけているものはヤマウルシばかりで、その鮮やかな赤を周りが真似し始めるのはもう少しかかりそうですね。
【真っ先に色が付くヤマウルシ】
今日のようなころころ変わる天候の時は脱ぎ着の楽な防寒着があると便利ですね。これから先の紅葉狩りの際は、体調を気遣ってお楽しみください。