アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
秋の気配
2019年09月09日今年の夏は暑さが厳しく屋外の業務には熱中症対策が必須でしたね。気がつくと湖畔から涼しい風が
吹いてくるようになり、やっと過ごしやすい日々となってきました。
夏の間は雨が少なかったので、十和田湖の水位がかなり下がって普段とは違う光景が広がっています。
【恵比寿大黒島まで陸続きになってしまいました】
さて8月に実施されたパークボランティア活動二つをご紹介します。
8月10日は、十和田八甲田地区パークボランティアの皆さんと蔦野鳥の森の歩道整備を行いました。
笹で覆われた歩道の刈り払いを行い、快適に歩けるようになりました。
【雨の中、野鳥の小路の刈り払いをしました】
雨が上がった後の夏の暑い日差しも、ブナ林をクッションにして和らいだようで、気持ちの良い風が
吹き渡っていました。
また、蔦沼は見る角度によって全く違う色を見せてくれます。この日、デッキ付近から見る色は深い緑
でしたが、少し歩道を登って上から沼を見下ろすと、エメラルドグリーンに鮮やかに輝く沼をブナの
木々の間から眺める事ができました。
【蔦沼のデッキから5分ほど歩いた場所からの沼の色】
また、29日は十和田八幡平地区パークボランティア「ヒナザクラ会」の皆さんと、秋田県比内支援学校
かづの校の皆さんと合同で、特定外来植物であるオオハンゴンソウの駆除活動が行われました。
八幡平の外来種駆除活動を通じて、地元に自然の素晴らしさを感じながら、自然保護活動に協力しよう
とする気持ちを高める、ということを目的に行われているものです。
【八幡平スキー場付近での活動】
あっという間に夏も終わり、十和田八幡平国立公園がいっそう賑わうシーズンが訪れます。
【早朝の十和田湖畔宇樽部 10月下旬ころ】
【奥入瀬渓流 10月中旬ころ】
【八幡平大沼 2018年10月中旬】
十和田湖、奥入瀬、八甲田や八幡平が、こんな表情を見せる季節がもうすぐやってきます。