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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

アクティブ・レンジャー古館の今日この頃Vol.3/2019

2019年07月02日
宮古 古館 百合子

みなさん、こんにちは。梅雨まっただ中、いかがお過ごしですか?

私は、今年秋に植える予定のハマヒルガオとハマエンドウを種から育て中です。

植える場所は、田野畑村の明戸浜に昨年整備した明戸浜園地内。

初夏から夏にかけて浜辺を彩る花として、訪れる方々に愛されている花です。

【左:ハマヒルガオ、右:ハマエンドウ】

 

私自身、種から海浜植物を育てるのは初めてのこと。

種は昨年の夏に明戸浜で採取したもので、発芽・生育のためのコツは岩手県立大学の先生から伝授いただきました。

 

まず、発芽促進させるため、やすりで種の表皮をまだら状に削っていきます。

大きさは、ボールペンの先よりもちょっと大きいくらい。

(左:ハマヒルガオ、右:ハマエンドウ)

 


それを、これだけの数削ります。福地自然保護官と2人で削っても3時間弱かかりました。

 

そしていよいよ、ポットに種まき。

土が乾かないように毎日水やりをしなければなりませんが、種をまいてから雨の日が多かったため、その辺はちょっと楽をしています。

 

そして、ついに...!!!

 

【左:ハマヒルガオ、右:ハマエンドウ】

 

10日目にして芽が出ました。嬉しいものです!!

 

このあと、育苗をお願いしているパークボランティアの方々の手に渡るまでは保護官事務所で育てるので、随時生長記録をお伝えできればと思っています。

 

可愛くて仕方がなく、なんだか親になった気分です。

 

ではまた、Vol.4で。