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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

高山植物盗採防止パトロールを実施しました

2019年06月20日
十和田八幡平国立公園 工藤紀恵

こんにちは。盛岡管理官事務所の工藤です。

昨日「令和元年度 十和田八幡平国立公園 八幡平地区 高山植物盗採防止合同パトロール」を実施しましたのでご報告いたします。

本パトロールは秋田県と岩手県にまたがる八幡平周辺を各関係機関の協力を得て鹿角管理官事務所と合同で行っています。

秋田県班の参加者は、県境の駐車場を出発、岩手県班の参加者は黒谷地湿原付近から出発し、盗採の有無等を確認いたしました。

出発から2時間後、秋田県班及び岩手県班が合流し、それぞれのルートの状況を発表しました。

残念ながらキヌガサソウの摘み取りなど一部の植物が採られた後が見つかりましたが、盗採発見時の対応などを関係者で確認いたしました。

八幡平の散策路は高山植物の宝庫で、昨日もシラネアオイ、ショウジョウバカマ、ミズバショウ、ヒナザクラ、ベニバナイチゴ、チングルマなどが湿原を彩っていました。これからも次々に高山植物が咲き出しますので、県内外からおみえになる登山客の方々が、素晴らしい自然に出会えるよう、関係者一同盗採についてしっかりと監視して参りたいと思います。


また、21日は秋田駒ヶ岳、25日には三ツ石山においてもパトロールを実施する予定です。

この2座においてもしっかりとパトロールをしてまいります。

国立公園でお会いしましょう。