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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

復興のシンボル 気仙沼大島大橋開通

2019年04月15日
大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

新年度早々、雪が降ったり暴風吹き荒れたりと天気も落ち着かない三陸でしたが

4月7日は穏やかな春らしい気候で記念すべき1ページが歴史に残されました。

宮城県気仙沼市の大島と本土を結び、東北初の離島架橋となる気仙沼大島大橋が開通したのです。

地域の方々にはそれぞれの立場で様々な思いがあり、実現までに50年かかった事業です。

地元の悲願が半世紀を経て、東日本大震災からの復興の象徴として実現した形になりました。

島民の利便性向上や島内観光の振興に加え、非常時の緊急輸送路としての役割が期待されます。

大島大橋は長さ356m、本土の鶴ヶ浦と大島の亀山をつないでいることから愛称は"鶴亀大橋"。

2車線車道の片側に歩道が設けられていますので、車だけでなく歩行者も島への行き来ができることに。

気仙沼大島は、気仙沼湾に浮かぶ東北最大級の島で、周囲約24㎞。

この美しい島は、『緑の真珠』と詠われ、島の最高地点亀山山頂からの眺めは絶景です。

周囲の海域も一部、海岸線ほとんどが三陸復興国立公園に指定されていて、

美しい砂浜の海水浴場、鳴き砂の浜、360度パノラマ満天の星空、キャンプ場などなど

見所あふれる自然豊かな島です、今年の夏は気仙沼大島にいかなくちゃ!!ですよ。