アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
厳冬期の十和田八甲田、奥入瀬渓流
2019年02月06日
十和田八幡平国立公園
時の流れの速さと、十和田湖畔を吹き荒れる風の速さは、どちらが速いのだろう。
寒風吹きすさぶ十和田湖畔を歩きながら、そんな脈略もない事を考えていました。
1メートルの風で気温が1度下がるとしたら、今の時期の十和田湖畔は
体感マイナス20度以上が体感できます。
さて、前回お知らせした、十和田湖冬物語が開幕しました。
開催初日の 2月1日には十和田神社で安全祈願祭が執り行われました。
【神事の様子】 【由緒ある神社の外観】
【会場メインゲート】
この時期は中国のお正月である春節にあたり、たくさんの方々が訪れてくださいます。
みなさん、寒さを物ともせず、楽しんでいらっしゃるようで、とても微笑ましく思います。
【厳冬期に湖畔の所々で見られるしぶき氷と御鼻部山遠景】
日本三大樹氷の一つである八甲田の樹氷も順調に成長しています。
ロープウエイを使って気軽に樹氷を見ることも出来ます。
【1月中旬の八甲田 仙人岱付近より高田大岳をのぞむ】
奥入瀬渓流氷瀑ツアーもなかなか好評のようです。
特別なライトで一時的に照らされた氷瀑を見る、ナイトツアーもあります。
【2月5日の奥入瀬渓流氷瀑】
一年で一番寒い時期でも、たくさんの方が十和田湖、八甲田、奥入瀬渓流に来てくださいます。
見どころがたくさんあり、短時間ではなかなか回ることが難しいので、
ゆとりを持った日程で、ゆっくり見ていただく事をお勧めします。
交通事情も夏とは大きく異なりますので、十分に情報収集したうえで、お越しください。
非日常的な景色の中に身をゆだねる事で、身体も心もリフレッシュできるのではないでしょうか?
厳冬期の十和田八甲田、奥入瀬渓流が皆さんをお待ちしています。