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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

十和田八甲田地区パークボランティア活動のご報告

2018年11月26日
十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ

休屋の銀杏の木の葉がすべて落ちてしまうと、十和田湖畔に雪が降ると聞きました。その言葉

どおり舞い降りてきた雪は、まだ地面を覆うことはありませんが、所々に雪が残っています。

さて、11月18日に行われた十和田八甲田地区パークボランティアの、二つの活動の様子を

お知らせします。

午前は自然公園財団十和田支部主催で、紅葉シーズンを終えた奥入瀬渓流をゴミ拾いしながら

歩くイベント「奥入瀬クリーンハイキング」が行われ、パークボランティア16名の方に参加して

いただきました。

      【十和田湖畔子の口よりスタートし奥入瀬渓流を歩きます】

木々の葉が落ちて林の中まで光りが差し込み、葉がある時は見えない滝が眺められました。

             【葉があるときは見えにくい滝】

雪が降る前にゴミを拾ったことで、雪解け後は美しい奥入瀬渓流を歩く事が出来ることと思います。

午後は、十和田ビジターセンターで、環境省十和田八幡平国立公園管理事務所主催の十和田八甲田地区

パークボランティア秋季研修会でした。

北秋田市森吉山周辺ででマタギを生業としながら、多岐に渡る活動をされている、鈴木英雄氏を講師に

お呼びして、「山に役立つマタギの知識、秋田県の登山道整備の実態」についてお話いただきました。

       【様々な資料を見せていただいた】

講師の方が持参したマタギの道具を間近で見せていただいたり、熊の胆(い)をいただいたりと、

貴重な体験をさせていただきました。

             【熊の胆と熊の毛皮】

これから長い冬を迎える十和田湖、八甲田、奥入瀬渓流では、今しか見られない景色がたくさん

待っています。

           【ナナカマドに積もる雪】

           【初雪の日、生出キャンプ場前の倒木】

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