アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
奥入瀬渓流車道樹木点検に行ってきました
2018年05月21日
十和田八幡平国立公園
真夏のような日があったかと思うと、気温が一桁でストーブが必要な日もある十和田湖畔です。くるくる変わる気候に、花も動物も人間も頑張ってついていかなでればなりませんね。
5月14日から17日まで行われた奥入瀬渓流車道危険木点検のうち、14日に同行してきました。渓流周辺の樹木が倒れ、歩道を塞ぐ危険はないか、人や車に被害が及ばないか、樹木医の先生に見ていただきます。危険な樹木を特定し、後ほど伐採処理するための目印をつけながら歩きます。前の週には、歩道の点検も行われています。その際の奥入瀬渓流の様子をお知らせします。
【樹木医の先生を先頭に歩きます】
奥入瀬渓流周辺の樹木は、トチ、カツラ、ブナ、イタヤカエデ、ハウチワカエデ、ミヤマハンノキ他様々あり、巨樹も多いうえ、その倒木が独特の景観を作り出しています。ちょうどブナの花が咲き、ムラサキヤシオが満開でした。奥入瀬渓流のまばゆいばかりの新緑は、とても言葉では表せません。
【ブナの雄花と雌花】
【雌花アップ】 【雄花アップ】
【イタヤカエデの新緑】
花々も次々と開花しています。
【ズダヤクシュ】 【オオバミゾホオズキ】
【ニリンソウ】 【ムラサキヤシオ】
十和田湖畔の八重桜が満開をむかえ、五月の風に揺られて落ちる様子を眺めていると、日本に住んでいる幸せを感じることができます。そんな今の十和田湖、奥入瀬渓流を感じていただければと思います。
【十和田湖畔生出キャンプ場の満開の八重桜】