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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

それぞれの春

2018年04月23日
十和田八幡平国立公園 村田 野人

 こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。

 4月に入っても何度か雪が降った十和田湖ですが、ようやく暖かくなってきました。十和田湖のアクティブレンジャーの春と言えば、ゴミ拾いや施設の確認から始まります。雪の下には様々なものが隠れています。

壊れた標識<壊れた標識の確認>

 湖には、釣り船がたくさん出ていました。十和田湖の春と言えばやはり4月1日に解禁となったヒメマス漁ではないでしょうか。冬の間閉鎖していた十和田市の観光交流施設「ぷらっと」の水槽にも、ふ化場からヒメマスがやってきました。

ヒメマス<水槽のヒメマス>

 まだ小さいですが、水槽の中で行ったり来たり、きらきら光っていました。

 ヒメマスが好物なのかどうかは分かりませんが、オジロワシも漁にいそしんでいました。北に帰る前に栄養をつけようとしているのでしょうか。冬たくさんいたオオバンは少なくなり、付近の森で子育てするオシドリの姿が見られるようになりました。鳥の世界でも春は進んでいるようです。

オジロワシ<魚を捕まえたオジロワシ>