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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

スノーシューで雪原を歩こう

2018年02月13日
鹿角 齊藤 航来

こんにちは、鹿角管理官事務所の齊藤です。

2月11日(日)に、休暇村乳頭温泉郷主催の「スノーシューハイキング」が開催されました。

現地では当日の朝に30cmほど雪が降ったようで、駐車場では雪下ろしに励む人々の姿が多く見られました。

【スノーシューを履いていざ出発】

南八幡平地区パークボランティアの皆さんが案内人として先頭に立ち、ラッセルしつつ空吹湿原への林道を進みます。

ラッセルとは雪を踏み固めながら道を切り開いて進むことです。先頭で道を切り開く人はとても体力を使うため、交代で先頭を替えながら進んでいきます。

今回の参加者は22名で、例年より若い方が多く、中には「是非ラッセルをしたい」と意気込んでいた方もいました。

風はあまりありませんでしたが、雪はしんしんと降り続きます。そんな中でも、若い方達の楽しげな声が聞こえてくると不思議と周りの参加者も笑顔になっていました。

【倒れ込んで人型を作る】

新雪に埋もれてしまったのか、動物の足跡は見つかりませんでした。

ですが、開けたところで倒れ込んで人型を作ってみたり、スノーシューの足跡で絵を描いたりして、たくさんの「雪」を楽しんでいました。

行程も終盤、「そろそろ終わっちゃうのか」なんて声が聞こえてくる中、最後の見どころ(遊びどころ)にさしかかります。急な斜面を利用した天然の滑り台です。

フワフワの新雪に阻まれて中腹あたりで止まってしまった方も多かったですが、最後まで勢いよく滑りきった人が出たときには歓声が上がりました。

【スキーやスノーボードとはひと味違う?】

出発地点である休暇村に戻ってきたとき、参加者の顔に疲れよりも満足感が溢れているように見え、とても嬉しく思いました。

最近の気候を見る限り、まだまだ春は遠いようです。初心者でも楽しむことが出来るスノーシューで冬の南八幡平地域を堪能してはいかがでしょうか。