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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

イグルーを作ってみよう

2018年01月17日
鹿角 齊藤 航来

こんにちは、鹿角管理官事務所の齊藤です。

127日(土)に、自然公園財団八幡平支部主催のふれあいイベント「イグルーを作ってみよう」が、八幡平ビジターセンターで開催されます。今回はその下見をしてきました。

イグルーとは、一年のほとんどを雪と氷に閉ざされたツンドラ地帯で生活するイヌイットの、暮らしの知恵から生み出された雪や氷で作られた家のことです。

【カゴに雪を詰めてブロック状に】

雪洞やかまくらは直接雪を掘って作られますが、今回のイグルーは雪のブロックを交互に積み上げて作ります。均等なサイズのブロックを交互に積み上げていくと、レンガ作りの建物のようにも見えます。

【三段ほど積み上げた状態】

乾いたサラサラの雪は固まりにくいため、適度に湿った雪を探しながらブロックを作ります。上手くドーム状に積み上げていく前に雪質を選ぶことから始まるようです。

完成を予想しながら積み上げて、間を埋めて、少しずらしてまた積んで、と繰り返していると、積み木遊びや砂の城を作るような感覚に近いものを感じます。童心に返ってみたり、またお子さんとともに作り上げるのも楽しいかもしれません。

【完成したイグルーの外観】

完成したイグルーの中は外見よりも広く、風や雪を遮るために暖かく感じます。また、イグルーの中にいると幼少期に戻ったかのようなワクワク感でいっぱいになります。「中で暖かい物でも食べられたら、楽しさ倍増だろう」とのスタッフさんの言葉。

【天井を見上げる】

寒さが厳しい季節ではありますが、心までほっと暖まるようなイベントの紹介でした。是非この機会に冬にしか見られない八幡平地域を体験してみてはいかがでしょうか。

北極地方に住む人々の知恵「イグルー」を作ってみよう

127()9:3013:30

定員:20(最少催行人数8)

参加費:大人・小人2,500(小学生以上対象) ※昼食付き

持ち物:雪中作業の出来る服装、防水防寒手袋、スノーソー(お持ちの方)

締切日:124日(水)

お問い合わせ/お申し込み(受付時間:9:0017:00)

(一般財団法人)自然公園財団八幡平支部

TEL0186-25-8846 FAX0186-25-8847

メールアドレス:hati@bes.or.jp24時間受付中)

※お申し込み時に住所、氏名、電話番号、年齢、血液型、宿泊の有無をお知らせ下さい。

詳細はこちら

八幡平の自然~アスピーテ日誌~

http://blog.goo.ne.jp/hatimantai/e/76952a8436ccab6c9164533ce3d8b209?fm=entry_awp