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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

アウトドアフィールドで活躍するガイド向けの研修会を開催しました。

2017年12月14日
十和田八幡平国立公園 村田 野人

 こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。

 十和田湖は昨日から一面の銀世界に変わりました。除雪車がとても頼もしく見えます。管内、八甲田山麓の酸ヶ湯温泉にあるアメダスでは既に積雪1.5mを越えました。

<国道102号線・除雪車>

 さて、今回は12月7日に十和田ビジターセンターで行われたガイド向けの研修会の様子をお知らせします(なお、八幡平地域では前日12/6に網張ビジターセンターで同様の研修会を開催)。

<会場の様子>

 この研修は、国立公園満喫プロジェクトの一環として、十和田八幡平国立公園でガイド業を行っている方、または現在志している方を対象としました。メインテーマは、十和田八幡平国立公園の魅力あふれる自然の素材をどう活用していくか、外国からの旅行者の方へどうしたらその魅力を伝えられるか、です。事前に多くの方から申し込みいただき、会場はほぼ満席でした。

 講師は、国際山岳ガイドで「フランスの国家資格である高山ガイド(Guide de Haute Montagne)」をお持ちの江本悠滋さんです。「山岳ガイド界のハーバード」とも言われるフランス国立スキー登山学校(ENSA)を卒業し、夏はフランスの山岳リゾートであるシャモニーで、冬は日本のバックカントリーを中心に活躍されている方です。冬のお客さんの大部分はフランス人を中心とした外国人の常連さんだそうです。

江本悠滋さん<講演中の江本さん>

 外国の旅行者の方の楽しみ方や受け入れる際のポイントなど、貴重な体験を交えて様々なお話をしていただきました。講演後には多くの参加者の方から江本さんに質問が出て時間が足りないほどでした。自分も大変勉強になりました。1月にはガイドプログラムのブラッシュアップとインターネットを活用した販売PR方法の実践編として2回目の開催を予定しています。