アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
11月のパークボランティア活動
2017年11月13日裏磐梯自然保護官事務所の畑中です。
裏磐梯周辺では紅葉のピークも過ぎ、冬が間近に迫っているのを日に日に感じるようになってきました。今回はパークボランティアの方々と6月~9月にかけて五色沼周辺で行ってきた特定外来生物であるオオハンゴンソウの防除活動の成果確認と4月に設置した五色沼自然探勝路の植生保護のロープ回収作業を行いましたので、その様子をお伝えします。
オオハンゴンソウの防除活動は、6月から9月にかけて、12回の活動を行い、延べ36名のパークボランティアの方々にご協力いただきました。オオハンゴンソウが少なくなったのを確認できた場所がある一方で、夏場一生懸命活動を行った場所にも関わらず、小さな個体が多数見られるという残念な場所もありました。来年度も引き続き活動を行い、在来植物が生育できるような環境をパークボランティアの方々と一緒に守れるよう頑張りたいと思います。
写真左上:確認の様子
写真右上:多数のオオハンゴンソウが見られた場所
写真左下:オオハンゴンソウが少なくなった場所
写真右下:新たに発見された小さな個体
五色沼自然探勝路に設置した植生保護のロープ17箇所の回収作業を行いました。落葉した探勝路で普段見ることのできない景色を眺めながら、行ったこの作業が今年の屋外での最後の作業となります。春先の除雪、各季節の探勝路の清掃、オオハンゴンソウの防除活動等、パークボランティアの皆様には本当にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
ロープ回収作業の様子
周辺の観光道路も間もなく、冬季閉鎖となります。裏磐梯はこれから冬を迎えますので、お越しの際には、暖かい服装と冬タイヤの装着等の準備をしっかりとして、冬の裏磐梯を楽しんでいただければと思います。