アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
裏磐梯5月の花々
2017年05月19日
磐梯朝日国立公園
こんにちは、裏磐梯自然保護官事務所の楊です
裏磐梯は暖かくなり、緑がまぶしく輝いています。
裏磐梯に来てまだ1ヶ月と半分、慣れない仕事になんとかついて行きながら、日々勉強と発見の連続です。
さて今回は5月の裏磐梯で見られた魅力的な花々をご紹介します。
写真左上:オオヤマザクラ
写真右上:オオカメノキ
写真左下:キブシ
写真右下:イタヤカエデ
裏磐梯はこの時期まで、オオヤマザクラなどを見ることができます。
一般的にカエデ類は紅葉の時期の葉が人気ですが、よく見ると花も魅力的です。
写真左上:ミズバショウ
写真右上:チゴユリ
写真左下:キクザキイチゲ
写真右下:ナガハシスミレ
この時期はスミレ類が咲いているのですが、種類が多く似たような特徴を持ったものが多いので、見分けるのが難しいです。
5月のお気に入りの花はヒメイチゲです。
五色沼で見ることができました。
鋭くとがった葉の中心から、1輪の白い花が咲く姿が力強くもどこか儚く、美しいです。
裏磐梯には様々な登山、トレッキングコースがあります。
四季折々それぞれ違った景観になっており、訪れるたびに様々な表情を見ることができます。
裏磐梯はクマの目撃情報が多い地域なので、なるべく1人の散策は避け、複数で行動するようにしてください。私も一人で巡視に行くことがありますが、先日は茂みからガサガサと音が、、、(巨大な野ウサギでした)
これからますます木々が育ち、深緑の季節となります。
裏磐梯の神秘的な湖沼群を見て回り、美しい森の中でリラックスして、日頃の疲れを癒しにいらしてはいかがでしょうか。