アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
夏はまだまだ 程遠く。
2017年05月18日
鹿角
こんにちは、鹿角管理官事務所の齊藤です。
今回は5月13日に開催された八幡平地域パークボランティア「ヒナザクラ会」の総会の様子・・・ではなく、それに先だって行われた大沼の樹名板の取り付け作業を紹介したいと思います。
八幡平ビジターセンター前に広がる大沼周辺には、まだまだ雪が残っています。昨年は「この時期にはすでに溶けていた」とのこと。あと数週間は残雪が楽しめそうです。
大沼自然研究路は1周約2km。残雪や雪解け水で滑る木道を、お目当ての樹木まで樹名板片手に歩きます。
小脇には、ようやく顔を出し始めたミズバショウやエゾノリュウキンカが枯れたヨシ原を彩ります。
樹名板の取り付けのためにはまず樹木の同定を行わなければなりませんが、今回は冬芽と大沼の地図を頼りに行います。葉もない花もないとなると、ほとんど地図頼りになります。
もしも地図がなかったら、てんやわんやになっていたかもしれません。
また、大沼で時々姿を見せるというコイは、昔ここで養殖をやっていた際の生き残りであると教えていただきました。運よくコイを見かけた方は、釣り糸ではなく頭を垂らしてのぞいてやるといいかもしれませんね。
コイも植物も活発に咲き乱れる季節が待ち遠しいです。
そんな大沼を一望できる八幡平ビジターセンターでは、前回ご紹介した「環境省レンジャー写真展2017」が開催中です。
【期間】 2017/5/1(月) - 2017/6/10(土)
【会場】 八幡平ビジターセンター
秋田県鹿角市八幡平字大沼2
大沼の少し遅れた春の訪れとともにいかがでしょうか。