アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
避難の丘
2017年04月25日
仙台
こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。
震災後、国指定仙台海浜鳥獣保護区を巡視している中で、いざという時のために確認しているところがあります。もし万が一、現場で津波警報を受信したとき、どこに逃げるかです。仙台市では、津波被害の有ったところに、数か所、避難タワーが建設されています。さらに海に近いところには、「避難の丘」が出来上がっています。
仙台市若林区荒浜の避難の丘です。遠くの山々も見えます。傍にはパークゴルフ場ができ、楽しまれる方が多くなってきています。
こちらは、井土浦特別保護地区に隣接している避難の丘です。登ると見晴らしがよく名取市閖上地区からぐるっと見渡すことができます。
こちらは、震災遺構として保存される「旧荒浜小学校」(仙台市若林区)です。4月30日から、一般公開される予定です。ここもいざという時は、避難できる場所となります。
もう起きないだろう、起きないでほしいという気持ちはありますが、海辺にお出かけの際は、いざという時のために登って確認してみてください。逃げる時には、意外と時間がかかります。
仙台海浜では、皆さまにシギチドリ類を紹介することがありますが、楽しむための確認事項でした。