アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
網張の森にミズバショウが咲きました
2017年04月24日
盛岡
みなさん、こんにちは。
先日盛岡管理官事務所の近くに「石割り桜」という桜の名所があると、お知らせしましたが、ついに満開を迎えました。その昔、大岩に雷が落ちて岩が割れ、その隙間に入った桜の種が芽を出して育ったという伝説があるそうです。
多くの観光客の方々が写真撮影を行っていました。今年は外国人観光客の方が多くいらしたのが印象的でした。
本日はミズバショウの開花をお知らせいたします。
岩手県雫石町の網張ビジターセンターの目の前にはブナ、ミズナラ、ダケカンバを主体とする「網張の森」があります。
この網張の森で、ミズバショウが開花しました。ミズバショウと聞いて真っ先に思い描くのは、尾瀬国立公園のミズバショウかもしれませんね。
網張の森のミズバショウは、尾瀬に比べれば規模はとても小さいです。花の数を数えようと思ったら、少し気の長い方は数えられるかもしれません。
けれども、尾瀬に負けないくらいの魅力が網張の森にはあるのです。
なんと、駐車場から徒歩30秒で現地に到着です!
誤記ではありません。30秒です。車を停めたら「すぐそこ」にミズバショウが咲いています。行列はできていませんので、写真撮影の際、後ろのハイカーを気にする必要もありません。平日ならば独り占め気分を味わうこともできるでしょう。
森の小さな秘密の楽園をこっそり訪ねたような、メルヘンな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
オオカメの木の冬芽も「バンザーイ!ミズバショウが咲きましたよー!!見に来てねー」と言っているようでした。