東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

奥入瀬スノーランブリング!

2017年02月07日
十和田八幡平国立公園 大野 花南

AR日記 「奥入瀬スノーランブリング」

十和田自然保護官事務所の大野です。

十和田湖周辺では雪がちらちらと降り続いています。

積雪は現在1mほどです。

さて、2/6に「奥入瀬スノーランブリング体験会」に参加してきましたので、

その様子を少しご紹介いたします。

スノーランブリングは、冬の森をのんびり散策することで、

普段見逃してしまいがちな魅力を発見できるのが醍醐味です。

今回の行程は、バスで奥入瀬渓流の上流(子ノ口)から下流(焼山)へ移動し、

滝などのポイントでバスを降り、ガイドさんに案内・解説してもらいながら散策する、というものでした。

まずはスノーシューを履いて...

銚子大滝です

銚子大滝は幅20m、落差7mの滝です。

滝の半分は凍って、きれいな氷瀑になっています。

普段こんなに間近で見られないので、大迫力!!

これだけでかなりテンションが上がってしまいました。

ルーペをお借りして、コケの観察もしました。

奥入瀬渓流でのコケ観察がここ数年流行っていて、ルーペはマストアイテム!とのことです。

奥入瀬渓流へお越しの際は、ぜひ、ルーペで小さな世界を覗いてみてください。

こちらは、馬門岩にできる氷柱です。

この場所では水が流れているのが見えないのですが、

ほんの少しずつ流れ出ている一つ一つのしずくがあり、冬になると凍って、

この立派な氷柱を作っているということを教えていただきました。

すごい。

他にもいくつかの滝を巡り、石ヶ戸休憩所では、ガイドさんが用意してくれた

紅茶とパウンドケーキを頂きながら本日の振り返りをしました。

冬の奥入瀬渓流は車で通過するだけでしたが、こうして雪の上をゆったり歩いてみると

樹木や岩の様子、滝の迫力、色々な発見や感動に出会うことができました。

ガイドさんの解説では、奥入瀬渓流やこの地域、自然への"愛"が感じられ、

とても興味深く、勉強になった体験会でした。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

十和田湖では「十和田湖冬物語」が開催中(2/3~2/26)です。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。