アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
冬の使者?
2016年11月16日
十和田八幡平国立公園
今日の十和田湖は雪がチラチラと降っています。
紅葉もすっかり終わり、地面は落葉でいっぱいです。
さて、2日ほど前、十和田湖の水辺を歩いていると不思議な光景に出会いました。
どこにもピントが合っていない写真で恐縮なのですが、
全体的に湖面上がモヤモヤしています。雪が降っているようにも見えます。
(手前の黒い点々は、水鳥のオオバンです)
十和田ビジターセンタースタッフの方に教えていただいたのですが、
このモヤモヤの正体は...
この時期おなじみ「雪虫」(アブラムシの仲間)です。
一斉に羽化した雪虫が湖面上や空中に大量発生しています。
このように大量発生するのは、
気温がガクッと下がる前触れだという事も教えてもらいました。
確かにこの日は穏やかで暖かい小春日和でしたが、
翌日からは気温が下がり冷たい風が吹いています。
まさに「冬の使者」でしょうか...?
(こちらは去年の十和田湖の写真です)
これからの季節は雪が降り、さらに寒くなりますが、
スキーやスノーシューなど冬ならではの楽しみがあります。
カモシカなどの動物にも出会えるかもしれません。