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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

八幡平の冬イベントと泥火山

2016年11月14日
鹿角 髙橋麻記子

こんにちは、鹿角自然保護官事務所の髙橋です。

八幡平山頂は日中の体感温度で-5℃から-20℃といったところでしょうか。

山頂のオオシラビソは植生密度が日本一ですから、風雪で作られる樹氷も日本一です!

八幡平では、冬もスノーシューで八幡平山頂の樹氷原や日本最大級の後生掛自然研究路の泥火山に行くイベントなどを行いますよ♪ ぜひチェックされてみてくださいね。

八幡平_冬のイベント.pdf

◇八幡平ビジターセンターの情報はこちらから

http://blog.goo.ne.jp/hatimantai

さて、八幡平には全国的にも珍しい自然現象があり、そちらをご紹介します。

【大沼から見える八幡平ビジターセンター裏手】

あの白煙は何なのでしょう。火事ですか!?

【八幡平スキー場から見える八幡平ビジターセンター裏手】

風がない時が白煙をきれいに撮れるシャッターチャンスと教わりましたが・・

【八幡平ビジターセンター横の泥火山】

答えは【泥火山】から出ている湯気です。気温が低くなっても、活発に活動中!

夏場の泥の温度は95℃前後にも。離れた高い場所から見ると、近くにある地熱発電所(大沼・澄川)の蒸気と負けないくらいの量。

【泥火山】をざっくりと説明すると「地下から出るガスに伴って噴出する泥が堆積してできた火山に似た円錐形のもの」で、地表で数mもある泥火山現象が八幡平で見られます。

大人も子供も初めて見る方のリアクションがとてもいいので、面白いです。

冬期は八幡平ビジターセンターのスタッフが後生掛自然研究路の泥火山にスノーシューイベントでご案内します。