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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

あっという間に

2016年11月02日
十和田八幡平国立公園 阿保 聡

 十和田八甲田地域では入山者数を把握するため、登山道入口等に赤外線センサー式の入山者カウンターを設置して7月~10月の入山者を計測していますが、11月になったのでカウンターを撤去するために酸ヶ湯まで行ってきました。

酸ヶ湯

 酸ヶ湯では前日の深夜から降雪があり、到着するとすっかり雪で白くなっていました。

 積もるときはあっという間です。

カウンター

 カウンターにも10cm程度雪が積もっていました。

 寒いので解体作業は厚手のグローブをつけて行いましたが、やはり細かい作業がしづらいです。2回ほど雪の中に小さい部品を落としてしまい、探すのに難儀しました。

竹竿

 作業後に酸ヶ湯周辺を少し歩いてみました。久しぶりの雪の感触が気持ちいいです。紅葉シーズン後の平日で、積雪も重なり、とても静かでした。

 道路脇には除雪の目印となる竹竿が立てられていました。この地域は1日で1m近く雪が積もることもある豪雪地帯です。

 ちなみに、気象庁のアメダスが設置してある地点で、日本で一番積雪が多い場所が酸ヶ湯です。

 これからの季節、お出かけの際には、天気や道路状況等の確認をすることをお勧めします。

地獄沼

 地獄沼の様子です。

雪を歩く

 足首まで雪が積もっていました。

 

御倉山

 作業を終えて事務所に戻る途中で十和田湖の御倉山を見ると、上がちょっとだけ白くなっていて、下の紅葉と併せて三色に色づいていました。

 今回積もった雪は根雪にならずに消えてしまうとは思いますが、やっと私の好きな冬山のシーズンが来ると思うとそわそわしてしまいますね。