アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
今月のパークボランティア活動~トレイルを歩くハイカーのために頑張っぺ!~
2016年09月30日こんにちは!宮古自然保護官事務所の古館です。
今回は今月行われたパークボランティア活動の様子をお届けします。
私が担当している宮古自然保護官事務所管内では、毎月1~2回集まり国立公園内の清掃や遊歩道の補修、浄土ヶ浜ビジターセンターのイベントサポートを行っています。
9月の活動は【みちのく潮風トレイルの管理作業】。8月末の台風10号の直撃や大雨の後の活動だったので、川を流れてきたゴミが至るところにあったり、木橋の水没がいくつも見られました。
パークボランティアのみなさんも台風後の道の変化に驚いた表情を浮かべながらも、みちのく潮風トレイルを歩きに来られるハイカーの方々のために復旧作業にご尽力いただきました。
この日集まった8名と一緒に、私も川に腕を入れて作業を行いましたが、大きな枝に草や蔦、石などが橋に絡みつくように引っかかっている場所が多く、苦戦しました。
作業を行ったトレイルルートには木橋がいくつも架かっており、水没している場所はこの1か所だけではありません。午前はずっとこの作業の繰り返しでした。
また、橋が流された場所もあり、現場にたまたまあった角材にロープを引っかけて岩にしっかり固定し、見事に木橋がよみがえりました。流された橋は数十メートル下流にて発見。かなりの水の勢いがあったのでしょうね。
作業が一段落した頃にちょうどお昼を迎えたので、浜辺でお弁当を広げて休憩をとることにしました。
人里離れたトレイルルートの場合、食事を提供しているお店がルートから遠いことも少なくありません。地域にある商店などから歩く前に昼食を購入して、浜辺など自分のお気に入りの場所を見つけて休むのもステキだなー!と感じました。
お昼を食べてますます元気になった午後は、午前に作業を行った道でゴミを拾いながら戻りました。
1時間弱ほどでしたが、45リットルゴミ袋4袋分のゴミを回収しました。道もだいぶ歩きやすく、かつキレイになりました。
これからトレイルを歩きやすくなる季節を迎えます。
秋本番はもう少し先ですが、道では栗や栃の実、クルミなど、秋の果実があちらこちらに落ちていたり、木々も秋にむけて色づき始めている場所がありました。
ハイカーの方々がみちのく潮風トレイルを歩いて「気持ちいいなー♪」と感じていただけるよう、ボランティアのみなさん含め、地域の方々とともに今後も活動を続けてまいりたいと思います。