アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
初雁情報
2016年09月21日
仙台
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。
やってきましたよ、マガンが!ここ国指定伊豆沼鳥獣保護区では、9月10日前後から鳥獣保護区管理員情報が入っていましたが、ついに9月14日、稲刈りの終わった田んぼに7羽が降り、初雁の確認となりました。平年より7日、昨年より5日早いとのことでした。
早速私も、9月16日に確認してきました。毎年、なぜかこのエリアに舞い降りる、たった1枚の田んぼだけ稲刈りがなされています。そこにマガンの群れが休んでいました。マガンはどうやって稲刈り情報を得ているのだろうか?いつも不思議に思いながら、初雁の季節を迎えます。
写真中央、帯状にマガンがいます。数えたら110羽でした。これから稲刈りがどんどん進み、それに合わせるかのように次から次と飛来します。今日はどのくらい増えていることでしょう?
今シーズンも何事もなく、無事にガンカモ類には越冬してもらいたい、そんな思いをこめて、お帰りなさい。
ガンカモ類が飛来する季節は、多くの方が観察にいらっしゃいます。沼の周辺は田んぼが広がり、農道は狭いところも多くあり、交差するのも大変な場合もあります。是非、ゆずりあいの優しい気持ち、ゆとりを持ってマナーを守り、観察をお願いいたします。