アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
蔦野鳥の森の倒木処理
2016年09月06日
十和田八幡平国立公園
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に上陸した台風10号でしたが、各地に被害を残していきました。
十和田八幡平国立公園内の蔦温泉の近くには、環境省が管理している蔦野鳥の森という散策歩道があり、6つの沼や数多くの野鳥が見所ですが、翌日に状況を確認したところ、やはり何箇所かは倒木で通行できない状況になっていました。一日でも早く利用できる状態にするため、私を含めた3人で倒木の処理をしました。
当日はこのような状況でしたが、チェーンソーを使い処理しました。
手前と奥から徐々に処理していきますが、大木が2本重なって倒れていて苦戦しました。
作業の甲斐あって、何とか通れるようになりました。今回は4箇所が倒木で通れなくなっていましたが、全て無事に通れるようになりました。
大がかりな作業になる場合は業者さんに依頼する場合もありますが、今回は利用者が多い時期でもあり、早めに開通させたく作業を行いました。予想以上に大変で作業後は汗だくでクタクタでした。
青森では暑さのピークを過ぎ、トレッキングに適した時期になってきましたので、みなさん是非、十和田八甲田地域に遊びに来て下さい。
蔦でも秋を感じるようになりました。