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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

森吉山麓高原 オオハンゴンソウ駆除作戦

2016年08月26日
秋田 足利 直哉

 全国各地で行われているオオハンゴンソウ駆除作戦を国指定森吉山鳥獣保護区でも実施しました。主催したのは地元のNPO法人冒険の鍵クーンで、森吉山野生鳥獣センターの運営協議会事業ともなっているので秋田自然保護官事務所の2名も参加しました。

 8月21日(日)午前10時に森吉山野生鳥獣センターに一般参加の方々、森吉山岳会の会員有志、米代東部森林管理署上小阿仁支署の職員の方々、北秋田市商工観光課職員、主催者スタッフなど総勢34名の方々にお集まりいただきました。

   

         

 オオハンゴンソウの抜取り作業を行ったのは昨年とほぼ同じ場所。昨年は広い範囲に繁茂していたオオハンゴンソウをガンガン引き抜いていたので45㍑のゴミ袋70袋も回収していましたが、今年は小さく花も付けていないようなオオハンゴンソウが多くなっていて、それに手こずり作業範囲も広げられず、回収したのは38袋でした。個人的にはもっとガンガン広い範囲を引き抜いた方が良かったと思いますが、ほとんど移動しない代わりにじっくりと丁寧に引き抜き作業を行っていただきました。回収したオオハンゴンソウのゴミ袋の数はざっと半分程度に減っている事になりますが、袋には隙間が少なくビッシリと詰め込まれているので一つ一つの袋は重かったです。それを斜面下から持ち上げるのはなかなか大変でした。

    

 今年参加してくれた方々は昨年も参加してくれた方が多かったのですが、作業終了後には『今年はちっちぇ物が多がったども、これはこれで難儀だな』『抜くのも腰痛ぐなるども、ずっとしゃがんでるのも容易でねな』等と感想が聞かれました。みなさんお疲れ様でした。

 森吉山野生鳥獣センターのイベントには毎回、森吉山荘さんにご協力をいただいて、温泉入浴料割引という参加者特典を提供いただいてます。この日の作業後も短時間でしたが暑くて大変だったと思います。ある男性は『さぁ風呂さ入って汗流して帰るがっ』と言って帰って行きましたので、きっと温泉で体力回復していかれたことでしょう。

 最後になりましたが、参加いただきました皆様、どうもありがとうございます。オオハンゴンソウ駆除にはまだまだみなさんのお力が必要ですので、これからもよろしくお願いいたします。