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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「山の日」制定記念第9回月山を外来植物から守ろう

2016年08月19日
羽黒 古川望

 8/11「山の日」に月山姥ヶ岳リフト上駅周辺で、外来種除去イベントを実施しました。当日は晴天!リフトに乗って上駅へ向かう途中、朝日連峰がくっきりと姿を見せてくれました。また、当日は「山の日」とあって、多くの登山者が訪れている様子が確認できました。

【当日の登山者の列】

 

 リフト上駅に到着して、外来種の除去を行います。今回は鎌を使用しての作業です。除去対象となる植物は3つ、①エゾノギシギシ、②オオバコ、③セイヨウタンポポです。作業中は一般登山者の方へ向けて、「外来種除去作業中」の掲示を4カ所に設置し、34名で作業を行いました。作業時間2時間で110.3kgもの外来植物の除去をすることができました。

【掲示・除去作業の様子】

 

【除去作業の様子】

 

 除去作業後は姥ヶ岳への登山を行いました。今年はキンコウカの当たり年で、金色にきらきら光る湿原や、見頃のニッコウキスゲを見ながら歩いて行きます。

【姥ヶ岳への登山の様子】

 

 姥ヶ岳での作業を終えた後は、「道の駅にしかわ」で月山原水の温泉、水沢温泉に入浴し、汗を流して山の日のイベントを終えました。朝早く集合いただきましたパークボランティアの皆様、また暑い中作業してくださった皆様のおかげで、怪我なく無事に作業を終えることができました。ありがとうございました。

【当日集合写真】

 

 また、準備・下見・当日のリフト乗車について月山観光開発株式会社様には多大なるご理解・ご協力いただきましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。

 

 6月の外来種除去イベントに続き、今回もバスに乗る際に靴底マットを使い、靴の種子を落としています。現在月山8合目に同じものが設置してありますので、通行される際は使用のご協力お願いいたします。