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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

伊豆沼・内沼 「はすまつり」開催中

2016年08月10日
仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

今日は、お盆も間近に迫ってまいりましたので、ぜひ皆様を極楽浄土の世界にご案内いたします。

国指定伊豆沼鳥獣保護区の伊豆沼・内沼では、7月下旬から「はすまつり」が開かれており、連日大盛況です。ハスの花も見頃を迎えております。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

極楽浄土を体感するには、遊覧船(有料)をおすすめいたします。船着場は、伊豆沼に2ヵ所、内沼に1ヵ所ありますので、お好みの場から乗船ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

写真の通り、見渡す限りハスに覆われているのですが、陸からは遠くにピンクの花と葉を見ることにとなります。船であれば、航路沿いで間近にハスの花を写真撮影もできるし、極楽浄土を身近に体験できること請け合いです。船頭さんのガイドと今朝咲きたての花を紹介していただけます。おすすめですよ。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

おすすめはハスだけではありません。沼で見ていただきたい花を二つ紹介いたします。

一つ目は、遊覧船に乗船すると、ハスの花より、水面スレスレに小さな白い花が一面に咲いているところがあります。これは、ガガブタの花、聞きなれない花の名ですが、水面に鏡で蓋をした見たいに覆うことから名がつきました。近年、ハスの繁殖力が旺盛なため、在来種であるガガブタの群生を見る機会が減少しています。しかし、今年は、昨年よりガガブタの花が多いように感じられます。チャンスです。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

次におすすめするのは、私の一押しです。沼周辺の水路を埋める黄色い花、アサザです。今、沼や田んぼ、水路といった湿地は、お花畑となっています。

冬と違った華やかな伊豆沼・内沼をお楽しみください。「はすまつり」は8月31日までとなります。

ハスの花には一番発色の美しい時間帯があります。それは、午前8時ごろ、いつか船頭さんから教えていただきました。お盆休みにぜひ出かけてみてはいかがでしょうか!

伊豆沼・内沼にお出での際は、宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター、栗原市昆虫館、登米市淡水魚館の3つの施設がありますので是非お立ち寄りください。