アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
岩手山山開き
2016年07月04日
十和田八幡平国立公園
7/1、岩手山の山開きが行われました。
「岩手山」岩手県最高峰2038メートルの火山で、南部片富士と呼ばれるその姿は多くの岩手県民の心の風景となっています。
岩手山は八幡平市、滝沢市、雫石町の3市町にまたがっており、午前6時には3市町登山口で一斉に山開きの神事が執り行われました。
盛岡自然保護官事務所は雫石町の御神坂(おみさか)登山口の神事に参加し、山頂を目指します。
登山口から山頂までの標高差はなんと1428m、登りのコースタイムは4時間40分。
小雨の中スタートとなりましが、標高を上げると徐々に雲間から雫石の町が見え隠れし、9合目不動平避難小屋に到着の頃には青空が広がりました。
山頂は多くの人でギュウギュウです。各団体が掲げる旗が風に揺れてピッケル交換、万歳三唱を大いに盛り上げました。
お鉢を回って、コマクサやイワヒゲなどの高山植物を眺めてから同じコースを下山しました。下山のコースタイムは3時間30分。長い一日でした。
夏山本番ですね。安全第一で山登りしていただき、十和田八幡平国立公園を満喫してください。