アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
新緑のブナ林
2016年04月27日
白神山地
4月25日に冬季閉鎖していた県道28号(通称:白神ライン)が暗門まで開通しました。
毎年この日に暗門に行くと、やっと山のシーズンが始まったと感じます。
開通に合わせて、雪が降る前に取り外して西目屋の事務所で冬眠していたクマゲラさんを設置してきました。
安生保護官と髙澤アクティブ・レンジャーが頑張っています。
本物のクマゲラより大きくて目立っているこのクマゲラさんは、絶好の記念撮影スポットになっているようで人に囲まれている様子をよく目にします。
今年も暗門を訪れた皆さんの人気者になってくれることを期待しています。
雪どけの状況を確認しにブナ林散策道の様子も見てきましたが...
今年は驚くほど雪がありませんでした。里は少なくても、なんだかんだ山にはあるのかと思っていたので驚きです。
昨年の4月24日の同じ場所です。
毎年、散策道の開通に合わせて歩道の雪かき作業のお手伝いをしに行っていますが、今年はその雪すら全然ありませんでした。
この雪の少なさと雪どけの早さが、山にどう影響していくのか気になるところです。
また、散策道ではオオイワウチワやカタクリが満開でした。
花の開花状況も例年より少し早いように感じます。
ブナの新緑も徐々に始まっているようでした。
白神山地と言えばブナ林ですが、個人的にはこの新緑のときが一番オススメです。
同じブナ林でも季節ごとに魅力が違うので、ぜひ新緑のブナも弘前の桜とセットで多くの人に見ていただきたいと思っています。