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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

実施報告:秋田の「秋」、森吉の「森」の撮影会

2015年10月19日
秋田 足利 直哉

 気持ちの良い爽やかな秋の日が続いている秋田です。週末、各行楽地は多くの人で賑わっていたようです。森吉でも週末にかけて紅葉の最盛期を迎えていて、多くのハイカー、カメラマンが訪れていました。そんな中、10月18日(日)森吉山野生鳥獣センター運営協議会主催で『秋田の「秋」森吉の「森」の撮影会』を開催しましたのでご報告いたします。

  

 地元の「もりよし写真クラブ」と秋田県北部をフィールドに活動するアマチュアカメラマン富樫弘さんにお願いして、地元の方ならではの撮影ポイントや視点を教えて貰いながら桃洞滝コースを歩いてきました。

  

  

 参加して下さった方々は皆さん普段からカメラを携えて方々を歩かれていて、カメラも使い慣れている方ばかりで、撮影会中は専門用語がバンバン飛び交っていました。

 この企画は、時間的な余裕を持って実施する事を心がけていて、多少撮影が長引いて遅れるような方がいても急かすようなことはしません。とは言ってもその場で何時間でも粘るのは無理がありますので、撮影ポイントと狙い目の時期や時間、天気などをお伝えして自分が狙った写真が撮れるような情報をふんだんに盛り込んでいただきました。きっとまた来年、再来年、あるいは季節を変えて森吉を訪れてただくきっかけになったのではないでしょうか?

 この日の会話の中に『カメラマンというのはわがままで、良い天気の日には日射しが強すぎるとか、曇の日には画が暗くなるとか、風が吹けば木々が揺れて画が乱れるとか、とにかく好きなことをいう。でもだからこそ何回でも通って自分が納得できる写真が撮りたいと思って、また通ってくるんだ。』というのがありました。なるほどカメラマンとはそういう人達なのか?と妙に納得してしまいました。

 

 私も一緒に歩きながら撮影しましたので、恥を忍んで一部をご覧に入れます。

 

定番スポットのブナ林にて。多くの方々が撮影しているポイントですね。

  

桃洞滝にて。滝本体が影になってましたので手前の紅葉を主題にしてみました。

 

紅葉+岩肌+峰の針葉樹+青空と森吉山麓の渓谷の特徴を詰め込みました。

 

横滝を斜めから。此処も定番のスポットです。

 

 きっと私もこの先、何度となく足を運んで写真を撮る事になるんだろうなと思った一日でした。来年以降のことは全く話していませんでしたが、参加された方、講師それぞれ『来年はこうした方が良い』『来年はもっと早い時間から』など色々とご提案を下さいました。と言う事はまた来年も参加したいと思っていただける企画なんだと嬉しく思いました。ところで皆さんはどんな写真が撮れたのでしょうか?いつかその写真が見てみたい足利でした。