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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

秋田駒ヶ岳地区での登山道保全作業

2015年08月10日
鹿角 高橋 孝貴

秋田駒ヶ岳八合目から笹森山に続く登山道で、南八幡平地区パークボランティア「ホシガラスの会」の皆さん、サブレンジャーの皆さんのご協力により、登山道保全作業を行いました。

作業箇所(作業前)の様子

降雨等の影響により、階段の木材・石材が流されてしまっている箇所が数多くあり、また登山道脇の斜面は土が露出した状態でした。

崩壊した階段

崩壊した階段(修繕前)の様子です。この状態では、危なくて階段の上を歩くことができません。

階段修繕作業

流された木材を集めて組み直し、かすがいや鉄筋で再びしっかりと固定していきます。さらに流出した石材を木枠の中にバランス良く並べ直し、安全に歩ける階段として修復します。

植生マット固定具作り

植生マットは、太い針金をヘアピンのように曲げた固定具を作り、これを地面に打ち込んで固定していきます。

作業全体の様子

作業にご参加いただいた皆さん、暑い中ほんとうにお疲れ様でした。昨年の作業時に作った「土佐積み」による石組みの洗掘防止効果も確認することができ、とても良かったと思います。