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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

暗門散策道オープニングセレモニー

2015年07月23日
白神山地 野原七恵

7月17日に、西目屋村の暗門の滝に向かう途中にある散策道がリニューアルオープンしました。

当日にはオープニングセレモニーが行われ、三村知事もかけつけました。

この日に合わせて、西目屋村の里山地域のガイドさんや、新たらしい白神山地のお土産がお披露目されましたが...

個人的に何より楽しみにしていたのは、白神山地の森の精の"ブナッキー"のデビューです!

ぱっと見た感じでは緑の顔のクマですが...

よくよく見るとクマでは無くブナの木で、頭にブナの実、首には暗門の滝をモチーフにしたマフラー、手には友達のクマゲラがとまっているという白神山地の魅力を詰め込んだキャラクターとのことでした。

あまりの可愛さに西目屋小学校の子どもたちにも囲まれていました。

そして、藤井保護官が参加したテープカットも行われました!

スーツの中に、1人だけレンジャー服がまじるとなかなか目立ちます...

散策道の名称も「世界遺産の径(みち) ブナ林散策道」と改められました。

ブナ林散策道は"世界遺産の径"との名前の通り、気軽に白神山地の世界遺産地域のブナ林を楽しむことができる場所です。

なかなか白神山地は山が深くて、気軽に入ることができる場所は限られてしまい、世界遺産の価値が伝わりにくいのでは...と思うこともあります。

これを機会に人類共通の宝である白神山地の自然の魅力を、多くの人に知ってもらえればいいなと思いました。

また、ブナ林散策道を抜けた先には白神山地で最も多くの人が訪れる暗門の滝があります。

毎年何人が滝までの道を利用しているのかを、西目屋自然保護官事務所では入山者数カウンターを使って計測しています。

ブナ林散策道が整備されたことで暗門の滝への利用者が増えるかどうか...

これからも私たちは調査を続け、自然を見守り続けて行きたいと思います。