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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

森吉山野生鳥獣センター開館中です

2015年06月08日
秋田 足利 直哉

 6月1日(月)午前9時より、森吉山野生鳥獣センターは無事に開館しまして12年目のシーズンを迎えております!!1週間が経過して各種業務も軌道になってきました!!

  

 周囲の森は淡く透き通るような新緑から徐々に色を深めて深緑へと変わってきました。桃洞滝への沢沿いに残っていた残雪もかなり少なくなり、歩きやすくなってきました。野鳥たちもペアで過ごし、中には既に雛の姿が見られる種類もいます。

  

 モズのメス♀とキセキレイのオス♂。いずれも近くに相方がいて、繁殖活動中の様子でした!!そこに私が近寄ったため、警戒し、様子を伺っていたようでしたので、数枚写真を撮って退散しました。この時期、野鳥に限らず、命を繋ぐための活動に忙しくしている生きもの達がたくさんいます。温かく見守りたいものですね。

  

 さて、森吉山野生鳥獣センターに話を戻して・・・。現在、館内では(公財)日本野鳥の会秋田県支部の会員の皆様による写真展『あきたの野鳥』、通草蔓工芸作家、谷口重光氏による『通草蔓縄文』が開催中です。野鳥写真展は山野の鳥と水辺の鳥に分かれて2箇所で開催中です。日頃から野鳥たちとイイ関係を作っている方々らしく、野鳥たちの表情が豊かに現れた写真ばかりです。もう一方は、通草蔓縄文と書いて「あけびつるじょうもん」と読みます。植物のあけびのツルを使って、編み込む工芸品ですが、秋田県美術工芸展で輝かしい賞を射止めた作品や秋田県と台湾の交流の一環で海を渡って展示された作品など、独特の作品が並んでいます。更には森吉山野生鳥獣センターの企画で、周辺の散策路のイラストマップも展示し、縮小版を配布してます。是非、散策のお供にお使いください。。

  

  

 この他、森吉山野生鳥獣センターでは自然観察会、クラフト、関係機関との連携によるイベント、企画展示など盛りだくさんの内容で、皆様のお越しをお待ちいたしております。

 詳しくはこちらのチラシをご覧ください。北秋田市を初めとする県内各所、東北地区だけにはなりますが環境省のビジターセンター等でも配布中です!!