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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

登山者カウンター回収

2014年11月10日
羽黒
 羽黒事務所より見える月山では、平年より10日程遅く、先月29日に初冠雪が記録されました。日本海側のこれからの季節は、ぐずついた天気が多くなり、中々顔をのぞかせてくれませんが、稜線は真っ白になっています。
 本格的な積雪期を前に、管内の登山口へ設置していた登山者カウンターの回収を行いました。今年度は、朝日連峰の古寺口と泡滝口、地域より要望のあった飯豊連峰の胎内口に設置していました。
 今回は、飯豊連峰の胎内口での回収の様子(11/7実施)をお伝えします。


【登山口の様子】
 登山口周辺は晩秋の装いで、ブナの落葉が進んでいる様子でした。既に設置されていた登山者カードの記帳台も撤去されていました。


【左:データ回収の様子、右:カウンター機器の回収の様子】
 機器の回収前に、本体に記録されているデータを、リモコンを用いてメモリーカードに移します。回収したデータについては、環境保全対策等の基礎データとなる登山利用者数の状況把握のため、今後事務所にて月別の利用者数や日別最大利用数等の分析を行う予定です。



 機器の回収作業終了後、雪が積もり始めた飯豊の稜線にカメラを向けると、門内岳避難小屋を確認することができました。回収日含めて数日間、天候の良い日が続いていたためか、いくぶん雪が溶けたようにも見えましたが、谷沿いにはしっかり雪が残っていました。本格的な積雪は、もう間もなくのようです。