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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

10月の森吉山野生鳥獣センター

2014年10月09日
秋田
 台風の後は爽やかな秋晴れの日が続いている秋田市内です。

 10月も第1週が終わり、いよいよ森吉山野生鳥獣センターの閉館時期も迫ってきましたが、秋の行楽シーズンが例年最も来館者の多い時期ですので、今月も館内展示を頑張っています。


 先ずは、昨年度初めて実施して女性人気が高かった作品展。佐藤由美子『天然フラワーアレンジメント』作品展を今年も開催してます。
 
 日頃より野山で多くの時間を過ごしている作者が自然素材で自然の造形を活かしながら長く鑑賞することが出来るオブジェを制作してます。今年は展示会場も増え、作品の幅も広がり昨年よりも作品数も増えており、森吉山野生鳥獣センターでも展示ブースも拡大して様々なスタイルの作品を展示中です。


 先日、とある来館者とお話していて『うちの玄関先にこんなのが飾ってあったら素敵でしょうね!』という声を頂きました。私もそう思います。


 もう一つ・・森吉山野生鳥獣センタースタッフの写真展『樹・木・林・森』も併せて開催中です。森吉山野生鳥獣センターの案会解説を担うスタッフは現地に精通したガイド達が努めてくれています。1年で最も来館者が増えるこの時期にその方々にも主役になってもらった展示が出来ないか?と思い準備を進めていた写真展が遂に開催の運びとなりました。

 スタッフ達にテーマを伝えて、写真を供出してもらい、みんなで額装したり、展示の仕方を考えたりしながら、スタッフ一同楽しそうに作業していました。それを見た保護官から『こういうのなんか良いですね~』という感想が漏れるほど和気藹々と和やかに、時に笑い声を響かせながら作業していました。



 あるスタッフからは『自分の写真が展示されるなんて初めてだけど嬉しいもんだね~』なんて声も聞けました。またあるスタッフは『パソコン上で写真を選んでいるときはどうかな?と思っていたけど額に入れてキャプション付けると慣れなりに見えるね!』なんて、はにかんだ顔も見られました。


 長年森吉で活動してきたガイド達が撮りためた写真には引きつけられるような力を感じます。それぞれとっておきの場所で撮影した写真が並んでいますので、是非ご来館いただき、スタッフに声を掛けて一緒に写真をご覧頂ければと思います。私も何人かのスタッフと写真を見ながら話しましたが、楽しくてその後の作業開始時間が遅れてしまうほどでした(笑)


 9月から引き続き、あけび蔓を使った作品を集めた、谷口重光『通草蔓縄文』も開催中です。
 現在の森吉山麓は紅葉が徐々に山を下ってきており、外輪山の山肌の紅葉が最盛期となってます。ついついカメラを向けたくなる方形があちこちに広がってます。是非お越しください!!