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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

秋田駒ヶ岳地区での登山道保全作業(その2)

2014年09月25日
鹿角
秋田駒ヶ岳の新道コース、阿弥陀池手前の登山道脇で裸地が点在している箇所を対象として、南八幡平地区パークボランティア・ホシガラスの会主催で登山道保全作業が行われました。

この日は仙北市役所の皆様、そして一般の方々も参加され、絶好のお天気の中での作業となりました。



今回は上の写真のような状態となっている場所3箇所で、以下の作業を行いました。



まずは土留めを兼ねた休憩用のベンチの作成・設置です。材料は、キャンプ場での改築工事の際に発生した廃材や、登山道で使われていた古い木製の杭など、リサイクル材がメインです。



ベンチ後ろの裸地には植生マットを敷きます。



そしてベンチの後ろには人が踏み込まないよう、ロープを張ります。



ベンチは座り心地も抜群で、しっかりした安定性!しかもこの場所は田沢湖や周囲の山々、そして遙か鳥海山まで見渡せる絶好のビューポイント!すでに紅葉がだいぶ進んでいますし、秋田駒ヶ岳登山の際には是非このベンチからの眺めを楽しみつつ疲れを癒やし、登山の後半戦への準備を整えていただければと思います。

素晴らしい整備計画を立案・実行してくださったパークボランティアの皆さんをはじめとして、絶妙の連携・作業分担で作業を完遂してくださったご参加の皆さん、本当にお疲れ様でした!