アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
秋田駒ヶ岳地区での登山道保全作業
2014年09月16日
鹿角
先日、秋田駒ヶ岳地区で登山道の保全作業を実施しました。今年度3回計画していたうちの2回は荒天により中止となっていたため、最終回の3回目にしてようやく実施できた今回の作業には力が入りました。
しかし残念ながら今回も天気に恵まれたとは言えない状況で、ご参加いただいたパークボランティアの皆さんや秋田県自然保護課の方々と一緒に秋田駒ヶ岳の八合目避難小屋から作業用具を持って出発するときにはポツリポツリと雨粒が、、、なんとか作業終了まで天気が持ちこたえてくれることを願いつつ作業場所に向かいました。
今回の作業場所は、秋田駒ヶ岳八合目から笹森山に向かう登山道。分担して以下のような作業を行いました。
雨水による浸食で谷状となっている箇所では、現地にある石を使い、「土佐積み」と呼ばれる石組み(ダム)を作りました。飯豊連峰や大雪山、屋久島などの登山道でも活用されているというこの伝統的な石組みの技術、景観に調和し低コスト、そして土砂の流出を防止して植生回復を促進してくれるという、見事な先人の知恵ですね。
登山道脇の斜面で土が露出している箇所には、土の流出を抑えて植物が根付きやすくするため、植生マットを敷きました。太い針金をヘアピンのように曲げたものや大きめの石を使って地面に固定していきます。
木製階段が崩れてしまっている部分は、鉄製金具の打ち直しで補修します。
心配していた空模様も、作業が進むにつれて徐々に青空が広がり、休憩のひとときに心が和みます。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
しかし残念ながら今回も天気に恵まれたとは言えない状況で、ご参加いただいたパークボランティアの皆さんや秋田県自然保護課の方々と一緒に秋田駒ヶ岳の八合目避難小屋から作業用具を持って出発するときにはポツリポツリと雨粒が、、、なんとか作業終了まで天気が持ちこたえてくれることを願いつつ作業場所に向かいました。
今回の作業場所は、秋田駒ヶ岳八合目から笹森山に向かう登山道。分担して以下のような作業を行いました。
雨水による浸食で谷状となっている箇所では、現地にある石を使い、「土佐積み」と呼ばれる石組み(ダム)を作りました。飯豊連峰や大雪山、屋久島などの登山道でも活用されているというこの伝統的な石組みの技術、景観に調和し低コスト、そして土砂の流出を防止して植生回復を促進してくれるという、見事な先人の知恵ですね。
登山道脇の斜面で土が露出している箇所には、土の流出を抑えて植物が根付きやすくするため、植生マットを敷きました。太い針金をヘアピンのように曲げたものや大きめの石を使って地面に固定していきます。
木製階段が崩れてしまっている部分は、鉄製金具の打ち直しで補修します。
心配していた空模様も、作業が進むにつれて徐々に青空が広がり、休憩のひとときに心が和みます。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。