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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

パークボランティア合同研修

2014年09月10日
十和田
8月30日(土)・31日(日)の2日間の日程で『十和田八幡平国立公園パークボランティア合同研修会』が行われました。日程は以下の通りです。
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○1日目
<十和田ビジターセンターにて>
・開会式
・講演 NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会 理事長 河井大輔 氏
・パークボランティア活動報告 
  岩手山地区「モモンガの会」 原さん
  南八幡平地区「ホシガラスの会」 佐々木さん
  八幡平地区「ヒナザクラ会」 見上さん
  十和田八甲田地区 高田さん
・閉会式
○2日目
・奥入瀬渓流自然観察会 (石ヶ戸~子ノ口の約9㎞散策)
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<1日目>


開会式の様子 (十和田八甲田地区パークボランティア福村会長あいさつ)


講演の様子

“ネイチャーガイドの視点で見た奥入瀬のコケ─新たな「観光資源」としての価値と魅力をさぐる”と題して、昨年「日本の貴重なコケの森」に認定された、奥入瀬渓流で見られるコケや、コケ類とシダ植物、地衣類の違いなど、普段、疑問に思っていた事など、分かりやすく講演して頂きました。パークボランティアの皆さんはメモを取ったり、時には頷きながら、熱心に聞き入っている様子でした。


パークボランティア活動報告の様子 (岩手山地区)

各地区の方より、植生保全や登山道維持管理への取り組み等、
PCのスライドや配布資料で紹介しながら、報告して頂きました。

※1日目の様子は鹿角自然保護官事務所・高橋AR撮影

<2日目>


(上段 左:コケを観察中 / 右:コケ類と地衣類)
(下段 左:コツボゴケ / 右:ミヤマホツツジ)

奥入瀬渓流自然観察会では、前日の河井さんの講演で聞いたコケがたくさん見られ、みなさん顔を近づけて、じっくり観察されていました。立ち止まってしゃがんで見ていると、いつもは通り過ぎて見逃している魅力をたくさん発見することが出来ます。今回は時間に限りがありましたので、少し駆け足になる場面もありましたが、お時間がある時にまたぜひ足を運んでいただきたいと思います。観察会も無事に終了です。みなさま、奥入瀬渓流9㎞の散策お疲れさまでした。

今回のパークボランティア参加者は岩手山地区、八幡平地区、南八幡平地区、十和田八甲田地区合わせて、55名となりました。
合同研修会担当地区となった、十和田八甲田地区のみなさま、準備、当日の運営等、たいへんお疲れさまでした。