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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

届け!「みんなで守ろう 蒲生干潟」

2014年08月04日
仙台
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。
7月下旬、蒲生干潟自然再生協議会事務局一丸となって、蒲生干潟にお願いの看板や車止めを設置しました。その様子をお伝えします。

間もなく震災から3年5ヶ月になろうとしている国指定仙台海浜鳥獣保護区蒲生特別保護地区は、サーファー、散歩、潮干狩りなどの利用者が少しずつ戻ってきています。

国指定鳥獣保護区、宮城県自然環境保全地域であることを示す標識や制札が流されたこともあり、平成25年3月に蒲生干潟の日和山付近に宮城県と環境省はそれぞれの標識を建てました。
しかし、時間が経つうちに利用者の皆さんにはどんなところなのか解りにくいこともあり、この蒲生干潟を改めてできることから守っていただきたいので、今回、手作りの看板を建てることにしました。

7月24日、自然再生協議会事務局のメンバーが蒲生干潟の北側の利用者の出入りが多いところに集合、それぞれ材料や道具を持ち寄り作業開始です。




草刈り後、杭やロープ張りを行うグループです。

こちらは、看板貼り、みんながそれぞれ役割分担、得意な分野で作業をしています。

看板建て、ギュッと締めて完成です。


今回の看板は、蒲生干潟や海岸はシギ・チドリ類の生活の場、干潟の生きものは鳥たちの食事を支えたり、水をきれいにしていることを知ってもらい、「みんなで守ろう 蒲生干潟」に一役担っていただくことです。
看板の内容は、これからもその時々の問題を気づいてもらいながら、手作り看板でしばらくは凌いでいきます。


7月28日には、環境省の赤い制札「特別保護地区」を1本建てました。まだまだ、あれもこれも蒲生干潟に必要なことは沢山あるのですが、いろんな願いの中の一つがみんなの協力で叶いました。