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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蕪栗沼を思う優しい気持ち「大崎市立大貫小学校6年生」

2014年02月18日
仙台
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。
2月になり週末ごとに大雪が襲い、冬に戻ってしまった仙台です。そろそろ、マガンたちも北帰行を始める季節なのですが、足踏み状態のようです。

今日は心温まる話題を紹介します。
国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区に隣接する地元の大崎市立大貫小学校の6年生20名が、本日蕪栗沼に通じる道路沿いに看板を建てました。


ことのはじまりは「蕪栗沼クリーン作戦」でした。昨年秋に参加した6年生のみなさんは「何とかしなくては!」と考え、その結果「ゴミを捨てないでほしい」、「蕪栗沼を守ろう」という子供たちのメッセージを看板で通行する車や人々に訴えることを6年生は決めたのです。

そして今日、看板設置を行いました。風速10mを超える強風の中、作成したグループごとに穴を開け、木槌を使い建てていきます。冷たく、強い風で足元がふらついたりしながらの作業となりました。


6年生みんなの願い、メッセージです。

生徒の皆さんは「中学生になっても、大人になっても、この蕪栗沼を大切にしたい」と言ってくれました。その気持ちを私たち大人は大切にしなければなりません。
大貫小学校6年生の優しい気持ちを見習って、ゴミを捨てないでくださいね。

これも一つの自然保護活動です。大貫小学校6年生のみなさんありがとうございました。