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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

新十和田ビジターセンター 

2013年12月10日
十和田
十和田湖の季節は冬です。周りの山々は雪景色。
東北の冬を暗いと思われていませんか。そんなことはありません。木々の葉が落ち、見通しがよくなって明るいです。奥入瀬渓流も茂っていた葉が落ち、渓流や周りの滝がよく見えるようになりました。   新しい発見…得した感じです。
冬の十和田湖・奥入瀬へ。新しい発見を探しに来ませんか。

さて、環境省では青森県十和田湖畔休屋地区に新たな十和田ビジターセンターを建設中で、建物は冬本番を迎える12月初旬にようやく、完成しました!
まだ展示物の据え付け工事などが残されており、来春の開館にむけて急ピッチで作業が進められています。ここで、皆さんに新十和田ビジターセンターを少しだけ紹介します。

建物は、ふんだんに木材が使われているので温もりがあり、見た目にも心地よい雰囲気となっています。今のビジターセンターの約2倍の広さで、展示スペースのほかに自然学習ができるスペースがあり、十和田湖を訪れた人々が最初に自然との出会いを間近に感じることができるように演出されています。
外側のテラスとともに中の階段を上ると十和田湖を遠望することができる展望ラウンジがあるなど、訪れた方がより親しめるような工夫もされています。


左:新十和田ビジターセンターの外観  右:テラス

今は、まだ展示物などがないため、建物内は吹き抜けて天井が高く、大きな窓が多いので広々とした空間の印象を受けましたが、これから十和田湖の四季やいきものなど十和田湖を中心とした展示や奥入瀬の自然紹介など各スペースが彩られていき、完成が楽しみで、ワクワクします。
どんな空間ができあがるかお楽しみに!



左上:展示スペース     右上: 入り口から見た様子
左下:レクチャースペース  右下:ラウンジに行ける階段

開館は、平成26年春の連休を予定しています。間近になりましたら、環境省東北地方環境事務所HPやアクティブレンジャー日記で開館日の情報を提供いたしますので、ご確認ください。
十和田湖の新緑時にぜひ、おいでください。新しいビジターセンターが十和田湖周辺の自然をよりわかりやく紹介します。
新たな十和田湖を発見しませんか。


【番外編】
十和田自然保護官事務所付近にサルが出現しました!
動物たちも新しい十和田ビジターセンターのことが気になっているのでしょうか・・・


十和田自然保護官事務所付近でみられたサル