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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

森吉山野生鳥獣センター閉館しました

2013年11月08日
秋田
 例年であれば既に1回や2回は雪が降って、山岳地域には本格的な雪が降り始めている頃ですが・・・まだ森吉近辺で降雪したという話を聞かず。今期は冬の訪れが遅いのかな?と思っている今日この頃。暦の上では立冬を過ぎましたのでいつ雪が降ってもおかしくはないのですが。


 この季節、東北では『冬期閉鎖』という言葉をよく耳にしますが、森吉山野生鳥獣センターも閉館して冬ごもりに入りました。

 シーズン前半は道路の補修工事などがあって大型車両が通行できなかったり、台風や強烈な低気圧が何度か襲来するなど雨が多かったり、となかなか厳しいシーズンになりましたが、今期も多くの方々にご来館いただきました。
 中でも目立ったのが地元小学生の利用でした。今期、案内解説業務を担当したNPOが得意としている分野でもあって、北秋田市内の小学校が授業の一環としてあるいは夏休みの活動の一環として利用していただく機会がありました。


 やはり子ども達の元気な声というのは施設のみならず周辺の空気まで明るくする”力”があります。来シーズン以降もこうした明るい力がどんどん増えていくように願っています。
 


 そして今期は森吉山野生鳥獣センター内にクラフトコーナーを新設しました。初めてのことで色々と戸惑いがありましたがこちらも案内解説業務を担ったNPOがノウハウを持っていたのでメニュー作りも実際の道具や作品用の物品についても潤沢に準備することが出来ました。 


 私が設定していた目標は”開館期間中のクラフトコーナーの利用者数3桁”というものでしたが、どうにかその目標はクリアできました。来シーズンは更に充実したコーナーになる様に冬期間に色々と検討していきたいと思っています。


 この他、今期の森吉山野生鳥獣センターの利用について感じたのは、地元北秋田市の方々に多くご来館いただけたと言う事。私の感覚では・・普段の年であれば秋田市からの来館者が圧倒的に多く、地元の方々はあまり目立たなかった印象があるのですが、今期は森吉山ダム広報館などの近傍施設との連携や観光協会さんの協力などもあって施設や行事イベントなどをPRする機会を増やせた事が功を奏し、地元の方々に多く来館いただけたようです。これからも地元に愛される施設を目指して行きたいと思っています。


 森吉山野生鳥獣センターは来年の6月1日のオープンまでの間、長い長い冬期閉鎖期間に入りました。今期、森吉山野生鳥獣センターにご来館いただきました全ての皆様、関係者の皆様ありがとうございました。