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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

観察会「秋の蔦六沼めぐり」

2013年10月29日
十和田
 ここ最近、十和田湖周辺では朝夕の冷え込みもだいぶ進み、周辺の山々も様々な色合いを見せてくれるようになりました。

白地山からの十和田湖(10月20日撮影)

 遅くなりましたが、10月12日に蔦野鳥の森で環境省主催の「秋の蔦六沼めぐり」を開催しました。蔦野鳥の森には蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼の6つの沼があり、森の中にはニホンカモシカ等の哺乳類、キビタキ等の鳥類、モリアオガエル等の両生類と実に様々な生物が生息しています。また、ブナをはじめとする様々な木をみることができ四季折々を通して、楽しむことができる場所です。
 当日は紅葉にはまだ早かったものの、蔦沼~瓢箪沼へと講師の方から非常に興味深い解説と十和田八甲田地域の様々な知識を披露していただき参加者の方も満足されていたようです。また、十和田八甲田地区パークボランティアの方々には観察会の下見と当日のサポートにご協力いただき本当にありがとうございました。


写真左上→蔦沼での解説の様子
写真右上→月沼での解説の様子
写真下段→蔦野鳥の森の様子

 初めての観察会で準備に追われて、もっとこうすべきだったなと反省点がいくつかあり参加者の方に100%満足してもらうことはできなかったかもしれません。今回の課題は次の観察会にしっかりと活かしたいと考えています。講師の方の説明を聞いて大変勉強になりましたし、巡視の際にも違った視点から自然を眺めてみようと考えさせられました。
 また、観察会の場所を決める際に候補地を色々と廻ってみましたが、十和田八甲田地区には本当に魅力ある自然がたくさんあるんだなと実感しました。これから冬の時期が近付くにつれて、外に巡視へ出る機会も減るかとは思いますが、可能な限り皆様へ旬な情報をお届けできたらと思います。