アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
子育て上手な沼、「切伏沼」
2013年08月14日
仙台
残暑お見舞い申し上げます。
今日は、国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区に隣接した沼の様子を紹介いたします。沼の名前は「切伏沼、キリフセヌマ」といいます。地域の農業用水の水源として利用されているのですが、水鳥たちにとっては蕪栗沼が干上ったり、異変を感じた時、避難所になる沼でもあります。
この沼は、6月に観察した時は、カイツブリが子育てしており、親鳥が先頭だって潜り、ヒナたちの潜水学習を行っていました。蕪栗沼でもカイツブリの声を聞くのですが中々姿を観察できません。また、伊豆沼では、カイツブリの子育てを私は2~3年見ていないのです。この沼では3つがいを観察していることからとても過ごしやすいのだと思います。
現在は、ゴイサギやダイサギ、アオサギ、カルガモ、カイツブリが観察できます。
ゴイサギですが、下の写真を見ると、抽水植物であるフトイやガマの中にホシゴイと呼ばれるゴイサギの若鳥がいます。成鳥のゴイサギは、フトイをうまく束ねて止り木に活用しています。それぞれを遠くから観察するとうまくカムフラージュになっていました。
こちらは、ダイサギ、アオサギたちですが、ジーッとして餌が来ないか待っています。ダイサギが動きました。左端のダイサギのクチバシを見ると、ウシガエルのオタマジャクシのようです。
拡大写真を見てみると、ドジョウかと思いきや、やはりオタマジャクシでした。この時、10分位の時間、私もダイサギに倣って、ジィーッと観ていましたが、オタマジャクシを次から次と、10分間に7匹も捕まえていました。沼全体のウシガエルのオタマジャクシと比較できませんが、外来生物の駆除に貢献してくれています。
解放水面がたっぷりあり、ヒナを隠してくれる水生植物も繁茂し、餌も豊富とあって、子育てには好条件の沼のようです。
子育て上手な沼を参考に鳥獣保護区内の沼の管理を行うことで、伊豆沼でもカイツブリの子育てを再び見ることができるようになるかもしれません。
今日は、国指定蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区に隣接した沼の様子を紹介いたします。沼の名前は「切伏沼、キリフセヌマ」といいます。地域の農業用水の水源として利用されているのですが、水鳥たちにとっては蕪栗沼が干上ったり、異変を感じた時、避難所になる沼でもあります。
この沼は、6月に観察した時は、カイツブリが子育てしており、親鳥が先頭だって潜り、ヒナたちの潜水学習を行っていました。蕪栗沼でもカイツブリの声を聞くのですが中々姿を観察できません。また、伊豆沼では、カイツブリの子育てを私は2~3年見ていないのです。この沼では3つがいを観察していることからとても過ごしやすいのだと思います。
現在は、ゴイサギやダイサギ、アオサギ、カルガモ、カイツブリが観察できます。
ゴイサギですが、下の写真を見ると、抽水植物であるフトイやガマの中にホシゴイと呼ばれるゴイサギの若鳥がいます。成鳥のゴイサギは、フトイをうまく束ねて止り木に活用しています。それぞれを遠くから観察するとうまくカムフラージュになっていました。
こちらは、ダイサギ、アオサギたちですが、ジーッとして餌が来ないか待っています。ダイサギが動きました。左端のダイサギのクチバシを見ると、ウシガエルのオタマジャクシのようです。
拡大写真を見てみると、ドジョウかと思いきや、やはりオタマジャクシでした。この時、10分位の時間、私もダイサギに倣って、ジィーッと観ていましたが、オタマジャクシを次から次と、10分間に7匹も捕まえていました。沼全体のウシガエルのオタマジャクシと比較できませんが、外来生物の駆除に貢献してくれています。
解放水面がたっぷりあり、ヒナを隠してくれる水生植物も繁茂し、餌も豊富とあって、子育てには好条件の沼のようです。
子育て上手な沼を参考に鳥獣保護区内の沼の管理を行うことで、伊豆沼でもカイツブリの子育てを再び見ることができるようになるかもしれません。