アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
第一回目井戸岳植生復元作業
2013年07月05日
十和田
6月22日に北八甲田にある井戸岳南斜面で植生復元作業を関係団体の方々総勢18名でおこなってきました。ここ井戸岳は昭和40年~50年代にかけて登山者の増加に伴い、踏みつけ等が原因で多くの高山植物が失われました。これを踏まえて青森県が昭和59年~平成11年にかけて植生復元作業をおこなってきました。
そして、平成17年からは青森県、自然公園財団十和田支部、十和田八甲田地区パークボランティア、環境省が中心となり、八甲田大岳・井戸岳植生復元協議会を立ち上げ植生復元作業をおこなっています。
昭和60年と平成23年を比較すると、植生復元が進んでいるのがわかると思います。
写真上→昭和60年撮影 写真下→平成23年撮影
今回の作業では風雨と視界の悪い中、冬場に土壌が凍る「凍土」という地面が盛り上がる現象により、土留の杭が浮き上がってしまったものをハンマー等で打ち直す作業と、不要となった針金等の資材の回収をおこないました。この辺りは風が強く乾燥しやすいため、植物にとって生育環境が厳しいということを実感しました。また、一度失われてしまった植生を復元するのは大変なことだと思いました。
写真左上→杭の打ち直し作業① 写真右上→植生復元施設
写真左下→作業風景 写真右下→杭の打ち直し作業②
7月24日には、本格的な植生調査をおこないますので、その際にはまたお知らせします。
そして、平成17年からは青森県、自然公園財団十和田支部、十和田八甲田地区パークボランティア、環境省が中心となり、八甲田大岳・井戸岳植生復元協議会を立ち上げ植生復元作業をおこなっています。
昭和60年と平成23年を比較すると、植生復元が進んでいるのがわかると思います。
写真上→昭和60年撮影 写真下→平成23年撮影
今回の作業では風雨と視界の悪い中、冬場に土壌が凍る「凍土」という地面が盛り上がる現象により、土留の杭が浮き上がってしまったものをハンマー等で打ち直す作業と、不要となった針金等の資材の回収をおこないました。この辺りは風が強く乾燥しやすいため、植物にとって生育環境が厳しいということを実感しました。また、一度失われてしまった植生を復元するのは大変なことだと思いました。
写真左上→杭の打ち直し作業① 写真右上→植生復元施設
写真左下→作業風景 写真右下→杭の打ち直し作業②
7月24日には、本格的な植生調査をおこないますので、その際にはまたお知らせします。