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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

南八甲田巡視

2013年07月05日
十和田
 ここ南八甲田は北八甲田と比べて、登山道の整備はあまりされていないものの、原生的な風景を見ることができます。しかし、悪天候時に避難する小屋もありませんので登山の際には注意が必要です。
 今回巡視した旧道コースは、かつて観光用道路として作られましたが、一度も車が走ることなく今日に至っているそうです。目的地の櫛ヶ峰までは起伏こそ少ないものの、登山口の猿倉温泉から約9kmと長丁場です。
 櫛ヶ峰まで、途中ササや残雪で登山道がわかりづらい部分がありました。櫛ヶ峰手前の湿原でチングルマを始め多くの花々を見ると、疲れを一時的に忘れることができました。


写真左上→ササで覆われた登山道 写真右上→残雪により登山道がわかりづらい箇所①
写真左下→残雪により登山道がわかりづらい箇所② 写真右下→櫛ヶ峰手前の花畑

 そして最後の登りでは、大量の残雪に驚くとともに、雪に足を取られ大変でしたが、櫛ヶ峰の山頂からは360度の展望で十和田湖をはじめ近隣の山々をみることができました。

写真左上→櫛ヶ峰への登り      写真右上→櫛ヶ峰頂上直下
写真左下→櫛ヶ峰からの北八甲田  写真右下→櫛ヶ峰からの南八甲田

 今回の巡視では、地図の見方であったり、植物の同定とまだまだ未熟であることを痛感させられました。今後は、スキルアップを図り皆様に正確な情報発信ができるよう、日々の巡視に励みたいと思います。