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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

森吉山野生鳥獣センター 10度目のシーズン

2013年05月31日
秋田
 カレンダーを一枚めくり、6月へ突入すると、森吉山野生鳥獣センターは10度目のシーズンを迎えます。現在は10回目の開館作業の最終盤、お客様を迎える準備を整えております。

 私自身、何度か開館作業に携わってきましたが、10回目という区切りのシーズンを迎えることもあって、これまでとはちょっと違った心持ちでの作業となってます。長い月日を経て、厳しい越冬期間を経て流石に建物も傷みが目立ち始めてきました。年々補修箇所も増えてきたように感じます。でもその分、愛着は増していっていると感じながらの作業となっております。


 明日の開館を前に、青空の下、豊富な残雪のヒバクラ岳~小池ヶ原を従えて、周囲を深緑に囲まれたセンターの様子です。


 開館日には越冬中にたまった塵や埃、落ち葉などを掃除して皆様のお越しをお待ちいたしております。



 今期は森吉山野生鳥獣センター周辺の環境がこれまでとはちょっと変わります。
 森吉山野生鳥獣センターから東へ数百メートルの距離にある『クマゲラ保護センター(県施設)』が閉鎖されます。それにともなって同施設のトイレが利用出来なくなります。
 昨年までは森吉山野生鳥獣センターが開館する午前9時よりも早くに行動を開始する方々はこちらの施設のトイレを利用していたことと思いますが、そうした方々のために秋田県では森吉山野生鳥獣センターに隣接する駐車場に仮設トイレを設置しました。


 駐車場の一番奥まった所に設置した仮設トイレです。

 さて、明日はいよいよ開館日。私も丸一日森吉山野生鳥獣センターで過ごす予定です。皆様のお越しをお待ちいたしております。今期も森吉山野生鳥獣センターをよろしくお願いします。