東北地域のアイコン

東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

一本の制札からはじまる鳥獣保護

2013年04月08日
仙台
こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。今年度もアクティブレンジャーとして、宮城県内の4ヶ所の国指定鳥獣保護区の情報を伝えたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

今日は、よくばって二つのことを紹介いたします。
まずは、国指定仙台海浜鳥獣保護区の制札について報告します。制札は、鳥獣保護区の位置、境界、特別保護地区、普通地区などを知らせ、鳥獣保護のために設置している標識です。震災前は、30本の制札があり、普通地域18本、特別保護地区12本で保護していたのです。2年前の津波でそれらは全て流されてしまい、2年経過してしまったのです。


2009年6月にアクティブレンジャー成りたての頃、制札の調査をした際の写真で、日和山に寄り添うように建って「ここは、特別保護地区、蒲生干潟を守っています。」そんな制札でした。

3月下旬、2年ぶりに建てた角柱制札です。遠目に見ると杭に見えるかもしれませんが、制札です。たった1本?と思われるかもしれませんが、これからしばらくはこの一本の制札が蒲生特別保護地区を見守ります。

二つ目の話題は新アクティブレンジャー紹介です。
東北地方環境事務所管轄には10名がいるのですが、新年度3名が仲間入り、十和田自然保護官事務所に2名、羽黒自然保護官事務所に1名配属になりました。


左から、羽黒自然保護官事務所の白銀さん、中央は十和田自然保護官事務所の五十嵐さん、右が畑中さんです。仙台の事務所で新人研修の際撮影いたしましたのでまだまだ緊張しておりますが、スーツからレンジャー服に着替えて、地元に溶け込んで活動開始いたしますので見かけましたら、気軽に声を掛けてください。どうぞよろしくお願いいたします。