アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
グリーン復興プロジェクト -東北海岸トレイル-
2012年12月19日
宮古
『ハイカー後藤』
前回の日記で、青森県八戸市から福島県相馬市まで約700キロの道のりを歩いている大学生がいるということを書きました。なぜ、歩いているのか?というと、彼(後藤さん)は環境省で検討を進めているグリーン復興プロジェクトの取り組みのひとつである東北海岸トレイル(仮称)のモニターなのです。
青森県から福島県までの長い道の中で、彼を通じて東北海岸トレイルを地域の方々に知っていただくこと、そして後藤さんには、実際に歩くことで東北という場所を肌で感じ、沢山の出会いや経験をしてそれを発信してもらうことが任務です。
後藤さんが12月15日に洋野町から久慈市に突入したと聞き、16日久慈市へ向かい、自然歩道の途中で合流しました。黄色いゼッケンと体の半分はありそうなバックパック。宿が見つからないときは、テントをはって寝ます。テントのはりかたは、今回教えてもらいながら練習してきたそうで、これを背負って歩いていたんだ、重そうだなぁ・・・と見ていると、「ど~も、後藤ですっ」と後藤さん。疲れた様子も見せずに、挨拶を交わします。簡単に自己紹介を終えて歩き出しました。
この日の午前中は地元で野営場や歩道の維持管理に関わる方々にサポートをしていただき、海のことや、地域のことなど教えていただいていました。午前中は、久慈市の侍浜から麦生まで歩きました。昼食には、オススメのしいたけハンバーグを食べて、地域の味を知ったようです。数時間でしたがすっかり打ち解けていて最後には「面倒みてやるから、ここに戻ってこいよ」などと、別れを惜しむような会話が聞こえてきました。
お世話になった方とお別れをし、午後は牛島近くの厳島神社から歩き初めました。藪こぎをする箇所もありましたが、何とか久慈駅までたどり着きました。
現在、ハイカー後藤は岩手県久慈市へ入り、次の街となる野田村へ向けて歩き続けています。
彼は、東北の魅力、宝を発見しながら歩いています。それは、人であったり、美味しい物であったり、風景や、文化など、ステキだ!と思ったもの全てです。東北太平洋沿岸にお住まいの方、旅行で三陸の沿岸に来る予定の方々、東北の地図が描かれた黄色いゼッケンと、旗が目印です。後藤さんを見つけたら、声をかけて欲しいです。その声援が、ハイカー後藤のパワーとなり前へ進む力となります。
ハイカー後藤の様子は、また報告したいと思います。
この地域の漁業などについて教えてくださっています。お話を聞いているハイカーの後藤さんも積極的に質問をしています。
今回、お世話になった方々(中央2人)です。沢山の事を教えてくださいました。
黄色いザックカバーに、メッセージを書いてくださっています。
辛いときはこれを見て最後までがんばるのだそうです。想いの詰まったザックカバーは、後藤さんにとって特別な物へと変わります(^-^)
前回の日記で、青森県八戸市から福島県相馬市まで約700キロの道のりを歩いている大学生がいるということを書きました。なぜ、歩いているのか?というと、彼(後藤さん)は環境省で検討を進めているグリーン復興プロジェクトの取り組みのひとつである東北海岸トレイル(仮称)のモニターなのです。
青森県から福島県までの長い道の中で、彼を通じて東北海岸トレイルを地域の方々に知っていただくこと、そして後藤さんには、実際に歩くことで東北という場所を肌で感じ、沢山の出会いや経験をしてそれを発信してもらうことが任務です。
後藤さんが12月15日に洋野町から久慈市に突入したと聞き、16日久慈市へ向かい、自然歩道の途中で合流しました。黄色いゼッケンと体の半分はありそうなバックパック。宿が見つからないときは、テントをはって寝ます。テントのはりかたは、今回教えてもらいながら練習してきたそうで、これを背負って歩いていたんだ、重そうだなぁ・・・と見ていると、「ど~も、後藤ですっ」と後藤さん。疲れた様子も見せずに、挨拶を交わします。簡単に自己紹介を終えて歩き出しました。
この日の午前中は地元で野営場や歩道の維持管理に関わる方々にサポートをしていただき、海のことや、地域のことなど教えていただいていました。午前中は、久慈市の侍浜から麦生まで歩きました。昼食には、オススメのしいたけハンバーグを食べて、地域の味を知ったようです。数時間でしたがすっかり打ち解けていて最後には「面倒みてやるから、ここに戻ってこいよ」などと、別れを惜しむような会話が聞こえてきました。
お世話になった方とお別れをし、午後は牛島近くの厳島神社から歩き初めました。藪こぎをする箇所もありましたが、何とか久慈駅までたどり着きました。
現在、ハイカー後藤は岩手県久慈市へ入り、次の街となる野田村へ向けて歩き続けています。
彼は、東北の魅力、宝を発見しながら歩いています。それは、人であったり、美味しい物であったり、風景や、文化など、ステキだ!と思ったもの全てです。東北太平洋沿岸にお住まいの方、旅行で三陸の沿岸に来る予定の方々、東北の地図が描かれた黄色いゼッケンと、旗が目印です。後藤さんを見つけたら、声をかけて欲しいです。その声援が、ハイカー後藤のパワーとなり前へ進む力となります。
ハイカー後藤の様子は、また報告したいと思います。
この地域の漁業などについて教えてくださっています。お話を聞いているハイカーの後藤さんも積極的に質問をしています。
今回、お世話になった方々(中央2人)です。沢山の事を教えてくださいました。
黄色いザックカバーに、メッセージを書いてくださっています。
辛いときはこれを見て最後までがんばるのだそうです。想いの詰まったザックカバーは、後藤さんにとって特別な物へと変わります(^-^)